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イージーライダー 〜自由の恐ろしさ〜

[イージーライダース] FLHスタイル2in1クラシックマフラー 4259/DRAGSTAR / ドラッグスター400 CLASSIC

[イージーライダース] FLHスタイル2in1クラシックマフラー 4259/DRAGSTAR / ドラッグスター400 CLASSIC

 
 「彼らはアメリカ(自由)を見つけに旅に出た。しかし、そんなものはどこにもなかった」

 これが、映画史に名を残すイージーライダーのキャッチコピーだった。
 そして、この言葉はこの作品のすべてを物語っている。

 今朝のラジオで、井筒監督が映画「イージーライダー」を語っていた。
 今日から始まった番組で、井筒監督が映画について語るというものなのだが、その第一回目に「イージーライダー」を紹介するあたり、井筒監督のこの映画に対する並々ならぬ想いを感じる。
 僕がこの映画に出会ったのは3年前。もちろんビデオだ。
 衝撃だった。
 僕が生まれる6年も前に、これほどまでにアメリカを、自由をえぐる作品があったのかと感嘆した。 そこに潜む、アメリカという国、その主張する自由の恐ろしさに、体が震えた。
 それからこの時代の映画「サタデーナイトフィーバー」、「ウエストサイドストーリー」、「理由なき反抗」、「俺達に明日はない」などを見まくった。
 唸った。
 この時代、少なくともアメリカ人はまともだったのだ。
 どの作品も、自由奔放に生きる若者を描き、そして、その自由の代償というものをきちんと描いていた。
 恐ろしいまでに鋭く、アメリカ社会の影をえぐっていたのだ。
 どうして、これほどまでに優れた洞察力を持ち、優秀なクリエイター達を輩出していたアメリカ映画業界が、昨今のような愚鈍な連中に支配されてしまったのか、理解に苦しむ。
 「アルマゲドン」なんかで喜ぶ連中が、とても同じアメリカ人とは思えないのだ。
 昨今のアメリカ映画は、自由奔放に生きる若者を描き、それがすばらしいことだと説いている。正義の力は偉大であると詠っている。アメリカ社会の影に目を向けず、日の射す場所ばかりを描いている。
 こうなるともう、面白くないとか以前に、むしろ有害だ。
 
 このイージーライダー、すごく印象に残るセリフがある。
 「アメリカという国は、子どもから老人まで『自由』『自由』と口にする。しかし、本当に自由に生きる人間を見るのは怖いんだ」
 それまで「自由の国アメリカ」と信じていた僕は、揺さぶられた。
 アメリカの言う自由も、やはり制約の中での話なのだ。

 井筒監督は、ここで実に的確なコメントを出している。
 「同じ自由という意味でも『freedom』と『liberty』は違うんだよね」
 すばらしい! さすが井筒監! 着眼点が違う。
 僕はもう、ラジオを聴きながら車の中で拍手してしまった。
 「liberty」は、辞書では「選択の自由」とある。意訳すれば「ルール(法)の制約の中での自由」という意味になる。
 一方、『freedom』「束縛からの自由」という意味である。
 この、イージーライダーのセリフの自由は『freedom』である。
 それこそが、アメリカが(社会が)恐れる自由なのである。

 チョッパーの大型バイクにまたがり、長髪にピッピースタイルの彼らは、まさに自由(freedom)の権現だ。
 しかし、社会が認める自由とは「liberty」なのだ。法の制約の中での「選択の自由」なのだ。そこに、ピッピーやマリファナは介在しないのだ。
 
 よく「俺は自由に生きたいんだ。だからアメリカに行くよ。だって、アメリカは自由の国なんだろ?」なんて言う若者が(今だに)いるが、そんな連中には、ぜひこの映画を観てほしい。
 アメリカに(おそらく地球上にも)、君が求めるような自由(freedom)はないのだよ。
 
 それでも、僕は「freedom」を求めるという行為は高尚だと信じている。あらゆる束縛からの解放を求めるのは、人間の性だ。
 それこそ、人間らしさだ。
 それを失ってしまえば、社会に飼いならされた家畜と成り下がる。
 しかし、「freedom」を求める生き方というのは楽ではない。「liberty」の中で生きるほうが、何倍も楽だ。
 今の若者が「自由」「自由」と口にするが、その自由は所詮「『liberty』からちょっと外れてみたぜ」程度のものだ。(ちょっぴり悪ぶって生きたり、ちょっぴり違法なことしてみたりね)
 そんなの「freedom」じゃないんだよ。所詮、制約の中でもがいてるだけなんだよ。「freedom」は、もっと突き抜けたところにあるんだよ。 
 だからといって「freedom」を求めて旅に出たって、きっと出会えないよ。「イージーライダー」と同じだ。そんなものは、どこにもない。
 「freedom」ってのは、青い鳥と同じだ。いつも自分の側にある。というか、もう自分の中にある。
 それを表現しようと、世界の表現者達は戦っているんだよ。
 ロック、パンク、その根元も、この「freedom」の求道なんだよ。
 マスメディアが消費するカッコだけのロックに惑わされないでくれ。
 本物のアーティストは、社会という刃に傷つきながら、血反吐を吐いて歌っているんだよ。
 
 その覚悟がある若者よ。
 ぜひ「freedom」を求めて戦ってほしい。
 社会に出れば、所詮「liberty」だよ。それでもね、君が傷ついた日々は無駄にはならない。君が血反吐を吐いてつむぎだした言葉は、君自身を裏切らない。
  最後に、僕が尊敬するグリーンピースの言葉を
 「抵抗が自分を創る」
 
 〜こぼれ話〜
 中学の頃、バブルの波に乗って僕は母とアメリカ旅行に行った。
 その途中、具合が悪かったので、僕は観光地(自由の女神)についても、バスを降りずに車内に残った。
 すると、退屈していた運転手が、カーステレオでイカした曲をかけ始めた。
 「いい曲だね、なんて曲?」
 「アメリカの国歌だよ」
 と、ガイドも兼ねているので日本語堪能な彼は、笑顔で答えてくれた。

 帰国した後、ある喫茶店で、またあの曲を耳にした。
 マスターに「僕、この曲知ってるよ。アメリカの国歌なんでしょ?」
 と訊いたら、その場にいる日本人は、みなキョトンとしていた。
 ただ、カウンターにいた、常連のアメリカ人だけが「そうだよボウズ。これはアメリカ国歌だ」と、嬉しそうに手をたたいて笑っていた。
 僕が、その曲が実はイージーライダーで一躍有名になった「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」だったと知るのは、数年後のことである。
 
[イージーライダース] FLHスタイル2in1クラシックマフラー 4259/DRAGSTAR / ドラッグスター400 CLASSIC

[イージーライダース] FLHスタイル2in1クラシックマフラー 4259/DRAGSTAR / ドラッグスター400 CLASSIC

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  • 2016.11.03 Thursday
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  • 13:04
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コメント
自由>(freedom)
かの福沢諭吉は「自らを由とすること」と、
訳したそうな。
「イ−ジ−ライダ」私のバイブルのひとつでもあります。
ここで問われた「自由」についての解答は
隆慶一郎氏の「一夢庵風流記」に登場する
前田慶次郎利太の「傾奇者」としての行き様から読み取れるかもしれません。
それはまさに漢の理想。
  • mokunosuke
  • 2006/04/04 8:48 PM
モクさん、どうもです^^
H>Hにもイージーライダーのポスター貼ってますものね。でも、バイク乗ってないくせにイージーラーダー語るのも、ちょっと気が引けてる僕でした^^;
  • 坂口
  • 2006/04/04 9:52 PM
涙でてきちゃった
  • のせお
  • 2014/11/06 9:27 PM
心にしみるコメントありがとうございます☆
  • 坂口
  • 2016/11/03 5:31 PM
何かを持ち上げるために、何かを貶める。
これって物凄く『ダサい』ことだと思います。
  • フーテン
  • 2017/02/04 2:32 AM
10年前以上の記事に今更イチャモン付けてるのは
物凄く『ダサい』ことだと思います
  • ハリム
  • 2017/03/24 7:38 AM
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